今回の稼働を振り返る
おはようございます。
もはやそんな時間じゃないことを承知でもう一度言います、おはようございます。
今日は今入ってる現場の最終日です。
自分に割り当てられたノルマは昨日までに終わらせることができたので
『ビエェェェエ~~!! 仕事終わらんくてごめんなちゃいいイィィィイィ~~~!!』
と喚き散らしつつ謝罪するという行為をする必要はなさそうです。
後は他メンバーのデザイン調整をするだけなのです。
しかし、なんとも不思議な案件でした。
今から今回の案件について振り返るので、長文注意ですよー。
他人のPCのモニタにハチミツを塗るくらいしかやることのない人は読んでください。
そうじゃないなら好きにしてください。
ぼくはSESで入社して、開発者としてSQLやらJavaやらの開発言語を
自社で待機学習していて、途中自社で請け負っていた開発業務のチームにぶっ込まれて
お仕事してたんです。(締め切りブッチ確定の案件でした)
チーム入りして1週間くらいですかね、ようやくMacのパソコンの扱いにも慣れてきて
『モック画面のコーディング作業もそろそろ終わるな、しかしこのBootstrap?初めて触れたけどマジで苦労したなぁ・・・』とか考えてた矢先
担当の営業さんから『明日面談が組まれましたので対応お願いします』って。
『え、そんな唐突に決まるもんなの? ていうかこの開発案件締め切りやばいどころかブッチ確定なのに、更に人が抜けて大丈夫なの?しかも自身初の面談よ?対策時間なさすぎません?』
とか色々と思ったんですが、基本我々技術者は営業さんの持ってきた案件に
NOを突きつける権限など持たされていないので、笑顔で「はい!」と答えるほかないんですよ。
ちなみに営業サイドは開発案件担当者に静かにキレられてました。
まぁ、そうだよなぁ。
で、付け焼刃としか思えない面談練習をしていざ次の日の真昼間。
いよいよ初の面談が始まりました。
テーブルの両隣には同じく面談を受ける別会社の技術者さん。
向かい側には案件の担当者さん2名。
流れとしては、案件の概要説明 → 技術者各自の自己紹介 → 質問タイム という
就職面接でもおなじみの工程です。
案件の概要の説明を担当者らから受けた後、いよいよアピールタイムです。
人と話すことが死の次に苦手な私ですが、とにかく前日の練習の成果と
自分の作ったポートフォリオサイトの紹介などをこなし
心象を悪く持たれないように必死になりました。
私を知ってる人がその様子を見てたら『おいおい、あいつマジでテンパってやがんぜ!!』と思いゲラゲラ笑い倒し、次の日会社のデスクの上には菊の花が飾られていたことでしょう。
そんな事には目もくれず、とにかくアピールしまくったんです。
それが終った後も、アピールタイムは続きます。
そうです、私のほかに2人面談を受けていたんでした。
今後の自分の参考になるだろうと、2人の話もガチで聞いてました。
で、面談者さんがポートフォリオ出した瞬間、時間が止まったんですよ。
正確に言えば、私の時間だけが止まりました。
…レベルが違うんです。作品の規模、質、全てにおいて。
最初の町で手に入れたこん棒で竜王を倒そうとするようなもんでした。
レベル上げなど一切せずにいきなり全地方のポケモンリーグに挑まされるみたいな。
よくわからないでしょう、私も言っててわかりません。
ですが、止まった時が動き出した後に内心混乱と動揺が広がりまくったのは
なんとなく分かってもらえるのではないでしょうか。
もし貴方が服屋で、スタイリッシュでクールなジャケットと
小学校家庭科の授業で子供が作ったかのようなボロボロの上着があって
両方とも同じ値段で売られてたらどっち買います?絶対前者でしょうよ。
『あーこれ終わった。なんか気づかないうちにKHのレベル1縛りプレイしてた。クリアできねぇ』
そう思いながらも、質問時間には『どんな開発環境を使っているのですか?』
『服装規定はございますか?』『業務中わからないことが出てきたら、ネットで探すなどしてもよろしいですか?』と、聞いておくべき質問や『聞かなくてもそんなんわかるだろお前』という質問をぶつけまくり、雑談みたいな空気を作り上げる作戦に出ました。
そうするうちに時間が来て、面談は終了。
ぼくは自信をバッキバキに折られた状態でとぼとぼ帰ることになったのです。
で、自社のある駅のホームに着いたら、ぼくのスマホに着信が。
見ると、担当の営業さんからでした。
『お前えらい滑ったようじゃのう!! 何しとんじゃワレェ!! 戻ってきたら磔にして
アマゾン川に放り込んでやるから覚悟しとけやァ!!』と怒鳴り散らされるかと思ったんですが、
いざ電話に出てみると『essenさん、さっきの面談、採用ということになりましたよ!!』って。
まぁ、耳を疑いますよね?
人違いじゃないの? 病院で子供を取り間違えるレベルのミス犯してない?
そう思ってたんですが、どうやらマジ決定のようで。
『ありがとうございます!頑張ります!』明るく返事をし、
私の初の現場稼働は決定したのです。
今回の経験から、
『ポートフォリオは用意しておくべきだけど、案件の内容によってはそこまで高レベルなものでなくてもいい』
『面談はとにかくはきはきと、かつ堅苦しくならない空気を演出するべき』
『できないことは素直に言うけど、「調べながらいけます」とか「こんな経験ならあります」とかフォローを入れる』
『とにかく受けろ!ひるまずぶち当たれ!』
ということを学びました。
今後の参考にしていこうと思います。
こうして、SESとしての初の現場稼働が決まったのでした。
画面デザイナーとして。
…うん、まぁ最初だから。
まだシステム開発とか早いから。
実際に現場稼働が始まってからの振り返りは
次の更新でやっていこうと思います。
それでは、また。